クラブの重さについて

クラブのシャフトには、超軽量カーボンから、スティールまでさまざまな重量のものがあります。さらに、グリップも、30gの軽いものから、一般的な50gぐらいのものまで、バリエーション豊富です。ですから、超軽量のドライバーと、タイガーが使っているようなスティールシャフトのドライバーでは、振った感触には大きな差があります。


ここで重要なことは、軽いクラブと重いクラブを使い続けて場合、スウィングに変化が生じることです。人間はロボットと違うので、クラブの重さに対応して、体の使う箇所が変わってきます。例えば、バトミントンのラケットとテニスのラケットは、同じような形をしていますが、ラケットの重量はかなり違います。バトミントンのラケットは、手先で振りやすい重量ですが、テニスのラケットは重いため、全身を使った方が振りやすいでしょう。


では、バトミントンのラケットを、全身を使って振れるでしょうか?おそらく軽すぎて、振りにくいと思います。大きなパワーを出すためには、足腰を有効に使わなくてはならないので、フットワークを使いやすい、自分に適した重量のクラブがあるはずです。試打クラブなどを使用して、練習場で何発か打ってみたり、ランウドしてみると良いでしょう。重めのクラブを使用しても、意外と飛距離が落ちないことに気が付くことがよくあります。


お客様と接して思うことは、年齢を重ねてきて、距離が落ちてきた場合など、消極的になりすぎる傾向があります。「年を取ったから、もう軽いクラブしか振れない」ということで、どんどん軽いクラブに変えて、ますます、飛距離の低下を招いている人を見かけます。私の知っている人で、60歳を過ぎてから、練習にスティールシャフトのドライバーを使い、20ヤードほど飛距離を伸ばした方がみえます。あまり弱気にならないでください。


重いクラブのもう1つのメリットとして、方向性の向上が考えられます。肘から先は、人間の体の中で一番動きやすい部分ですが、この部分を多く使うことは、コントロールを害する恐れがあります。クラブの重さによって、手先の動き過ぎに制御を加えることが出来ます。自分にとって、一番良い重さのクラブを見つけてください。



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タイガーウッズについて

わたしは、スポーツ科学を少しかじっていますので、現在のタイガーウッズの状態についての、私見を述べたいと思います。


1996年にプロに転向して、僅か8試合で2勝し、確か賞金ランキングも24位に入ってシード権を取りました。そして翌年、マスターズトーナメントでは、ぶっちぎりの優勝を果たしましたが、そのときの印象は,あまりにも強烈でした。タイガーのスウィングスピードは、ほかの選手のスピードとは全く違い、ほかの選手のスウィングがまるでスローモーションに見えたのは、私だけではないでしょう。


ところが、最近の試合でタイガーウッズを見ていると、特別に距離が出ている様にも見えませんし、スウィングスピードも、速いほうでしょうが格段に速いとはいえないようです。また、方向性は、かなり難があると思います。私は、タイガーがスウィングについて勘違いをしていると思っています。1アマチュアの私が、こういうことを言えば、「お前は何様だと思っているのか」と憤慨される方もいると思いますが、彼のスウィングに関するコメントを聞いていると、首をかしげたくなることが時々あります。最近のタイガーは、テークバックの通り道がうまくいっていないので、ショットがブレるのだと言いますが、本来、テークバックは意識するものではないはずです。テークバックは、ボールを打つための「反動」なのですから、「反動」を意識したら「反動」になりません。皆さんも、調子のいいときは、バックスウィングのことはぜんぜん意識しないで、ボールを打っているのではないでしょか。


あと、もう1つ大きな勘違いは、テークバックの時、下半身を止めて、上半身だけで行っていますが、これも間違いだと思います。下半身を止めて、上半身を動かせば、下半身は上半身と反対のほうへ動きます。回転いすに腰掛けて、バックスウィングの方へ上半身を回してみてください。両膝は、フォロースルーのほうに動くはずです。


腕相撲をやればわかりますが、腕相撲をする瞬間に行うことは、腕をしっかりとロックして、体重をすばやく移動させて、相手の腕を倒そうとします。つまり、大きなパワーを出すためには、腕の力ではなく、体重移動を利用していることがわかります。デビュー当時は、下半身主導で素晴らしい動きをしていたタイガーですが、いまのままでは、メジャーはおろか普通の試合にも今年は勝てないと予想しています。3月に勝ったマッチプレーだけの1勝に終わると考えています。(結果論では何でも言えますので)



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全国のゴルフを愛する皆様

全国のゴルフを愛する皆様、はじめまして大井といいます。本日、ホームページを開設することとなりました。皆様との、これからの末永いお付き合いを願っております。


このコーナーでは、ゴルフクラブ、スウィング、そしてゴルフのあり方などについて、毎週私の考えを述べたいと考えています。


第1回目の今回は、何故、ゴルフクラブを設計し、それを販売するようになったか、その経緯を説明します。少し前では当たり前であった、アイアンの10本セットの販売について、必要のないクラブまでも買わなければならないのは、お客様にとって無駄なことだと感じており、平成7年から、必要な番手だけを購入できるアイアンのオーダーを始めました。また、スライスボールのでやすい人には、ライ角をアップライトにしたり、フェースアングルをややクローズにしたウッドを作りました。スウィングを直して、真っ直ぐなボールを打つのは大変なことなので、今のその人のスウィングで、出来る限り狙った所にボールが打てるようなクラブを作ってきました。


次に、私はアマチュアゴルファーですが、プロやプロを目指している人にゴルフを教えています。疑問に感じられる人も多いと思いますが、今の日本のゴルフの常識といわれるものに、「?」がつくことが多いと常々感じています。具体的な話は、次回以降にいたしますが、私がスポーツ科学に興味を持ち始めたのは、私が大学生のときオリンピックのマラソン中継を見ていて、マラソンランナーがレースの途中で水らしきものを飲んだ光景を見た後からでした。今から、20年前や30年前は、スポーツやトレーニングの最中に水を飲むとバテるから、水を飲んではいけない、というのが常識でした。そこで、運動の最中に水を飲むとバテるということに「?」がついたので、それから本屋さんに行き、それらしき本を読み始めて現在に至っています。


これから1,2週間に1回のペースで、このコーナーを更新していく予定です。ゴルフに関する四方山話を、浅学非才を省みず気の向くままに書き綴っていきますので、皆様からのご批判、ご叱責等をお待ちしております。



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