「感覚的な打ち方」とは

「感覚」は言葉で説明できない

写真は、現在私が使っているサンドウエッジです。もう、5,6年ほど使っていると思いますが、このサンドウエッジを使っているとき、感覚的に打たないとダメだと気づかされたクラブです。バンカーショットの調子が悪いとき、ボールを打つ前に、砂の上でピンまでの距離が近いので、フェースをこのぐらい開いて、そしてヘッドをボールの手前2センチぐらいに入れて、とか色々考えてショットしていましたが、当然ながら結果は芳しくありませんでした。

いつだったかハッキリと覚えていませんが、自分のやっていることが「おかしいのではないか」と感じて、もっと「感覚的に打たなければ」と思い、それを実践することにしましたが、最初は怖くて思い切って出来なかったことを覚えています。今まで、あれこれ考えてショットしていたものを、何も考えずに打つわけですから、相当不安だったと記憶しています。

これでいけるかなと思ったショットは、ピンまで25ヤードか30ヤードぐらいあるバンカーショットで、ライは悪くなかったのですが、とにかく難しいショットなので、思い切って打とうとして、それがピンに2、3メートルに寄ったのです。どのぐらいフェースを開こうとか、ボールを少し右に置こうとか、そのようなことは一切気にしないでショットし、結果が良かったので、怖くてもこれからこれで行こうと思うようになりました。

複数のことを、同時並列で行うのが「感覚」

上で述べた距離のある難しいバンカーショットに対したとき、フェースの開き具合、ボールの位置、スイングの強さなど、ショットしたあと何の記憶もありませんでしたが、実はそれが正しいのではないかと今は思います。そのショットを成功させるために、複数のことを同時並列で行っているので、思い返しても、これをやったのだという印象が無いのが本当なのでしょう。

「正しい打ち方はこうだ」と教えられてきた人にとっては、結果の善し悪しは別として、教えられたことをやっている(または、やっているつもり)のほうが安心できるはずです。打ち方などを考えないで、俗に言う「身体にまかせる」ことは、とても怖いことかもしれません。

スイングを考えて行っている人のほぼ全てと言ってもいいかもしれませんが、スイングの速さ、または時間の短さを感じていないかもしれません。振り上げたクラブが、ダウンスイングを始めたら、1秒未満でフィニッシュまで来てしまいます。頭で考えたことを実際に行うおうとすると、時間が足らないように私は考えます。結果として、意図した力がボールに伝わらない、すなわちミスショットを招くのではないでしょうか。